夏バテ対策で現場を元気に乗り切る!意外と知らない要因を解説

2022.05.31
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夏バテ対策で現場を元気に乗り切る!意外と知らない要因を解説

夏の現場作業は、想像以上に体に負担をかけているものです。

「軽い夏バテかな」と感じていても、放っておくと危険な病気にかかる可能性もあります。

体力勝負ともいえる現場作業では、夏の暑さ対策をしながら夏バテにならによう予防することが重要だといえるでしょう。

そこで今回は、現場作業におすすめの夏バテ対策や、意外と知られていない夏バテの要因を解説していきます。

今すぐ確認!夏バテの症状

日本の夏は、気温が高いだけでなく、湿度も高いのが特徴です。

単純に暑いだけでなく湿度も高いため、高温多湿の環境に体が耐えられなくなり、さまざまな不調を引き起こすのです。

夏に起こる体の不調全般を「夏バテ」と言います。

夏バテと聞くと、食欲不振や身体のだるさをイメージする方が多いかもしれませんが、その他にもさまざまな症状があります。

カラダに現れる夏バテの症状

体に現れる夏バテの代表的な症状といえば、だるさと疲労感でしょう。

常に疲れているような状態が続き、きちんと休息をとっているつもりでも疲労が取れない状態になるのです。

なお、夏バテによる全身の疲労感を悪化させる要因に睡眠不足が挙げられます。

蒸し暑い夏の夜は寝苦しくなり、十分な睡眠がとれなくなるケースも少なくありません。

睡眠不足になると、「疲労感→睡眠不足→疲労感の悪化→睡眠不足」というように、症状を深刻化させる悪循環に陥ってしまうケースがあるのです。

また、夏バテの症状が悪化すると、体のだるさだけでなく、頭痛やめまい、立ちくらみなども起こります。

精神的に表れる夏バテの症状

夏バテの症状には肉体的に表れるものと、精神的に表れるものがあります。

肉体的な症状は休息をとれば回復する場合が多いですが、精神的な症状は簡単に回復しないケースがあるので注意しましょう。

たとえば、夏バテの精神的な症状には、休んでいるのにぐったり感が取れない、朝はぐったりしているが、夕方になると回復するなどがあります。

放っておくと危険!夏バテがきっかけでかかる病気

夏バテは病気ではありませんが、症状が悪化することで病気になるケースも珍しくありません。

たとえば、夏風邪は夏バテが要因となるケースが多いです。
夏バテによって疲労が溜まり、体の免疫力が低下してしまうことで夏風邪にかかることがあるのです。

忙しい人こそ注意!暑さ以外にもある夏バテの要因

ここでは、夏バテの要因を解説します。

意外かもしれませんが、夏バテは暑さだけが要因となるわけではありません。

気温差による自律神経の乱れ

夏バテの要因の一つは、自律神経の乱れによるものだとされています。

エアコンの効いた涼しい室内環境と、蒸し暑い外との急激な温度変化に体がさらされることで、自律神経が変化に対応できなくなってしまうのが原因です。
なお、エアコンの効いた涼しい部屋に長時間いるのも自律神経の乱れに繋がります。

自律神経はさまざまな働きをしていますが、発汗するよう血管を広げたり、体温調節をしたりするよう働いています。
つまり、自律神経が乱れてしまうと全身の機能が低下し、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。

汗をかくことによる脱水症状

高温多湿の現場作業では、予想以上に体から水分が失われています。

きちんと水分補給をしているつもりでも、知らず知らずのうちに脱水症状になっている可能性があります。

脱水症状の状態が続くと、夏バテより深刻な熱中症になる危険性もあるので注意しなければなりません。

食欲不振による栄養素の不足

自律神経の乱れや暑さが原因となり、食欲不振になるケースがあるでしょう。

まったく動いていない状態でも体はエネルギーを消費しており、食欲不振の状態が続けば栄養不足になります。

食欲不振のときはまず食べることが大切です。
しかし、冷たくさっぱりとした「そうめん」や「そば」ばかりを食べていると胃腸が冷えて消化不良を引き起こす場合もあります。

また、麺類は食べやすいですが、同じものばかりを食べていると栄養が偏ってしまい夏バテの症状が悪化するでしょう。

冷たい食べ物による内臓の冷え

食欲不振の状態では、冷たくさっぱりしたものを食べたくなるでしょう。

また、暑い現場作業では冷えた飲み物を摂取したくなる方がほとんどではないでしょうか。

しかし、冷たい食べ物・飲み物を摂りすぎると、胃腸の働きを低下させて夏バテを引き起こします。

すでに夏バテで胃腸が弱っている場合は、さらに胃腸を弱らせ、下痢になる可能性もあるので注意しなければなりません。

寝苦しさからくる睡眠不足

近年では、地球温暖化やヒートアイランド現象が起こり、夏の夜でも25℃以上の熱帯夜になる日があるでしょう。

気温・湿度の高い状態で寝ようとしても、眠りが浅くなって睡眠不足になります。

睡眠不足の状態が続くと日中の疲れが取れず、夏バテの原因になります。

現場でフラつかないための夏バテ予防

夏の現場作業でパフォーマンスを維持するためには、体調管理が欠かせません。

ここでは、夏の現場作業でフラつかないための対策を紹介します。

現場に向かう前はエアコンで冷やしすぎない

暑い中で作業をする前に、できるだけ涼しいところで体を冷やしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、25℃の室内や車内から、35℃の現場に入ると寒暖差による自律神経の乱れに繋がります。

寒暖差は体に負荷をかけるため、作業前だからといって必要以上に体を冷やすことはおすすめできません。

仕事中でも水分補給を心がける

現場作業中は、こまめな水分補給を心がけましょう。

ニュースやテレビでもよく耳にするので水分補給の大切さを認識している方が多いかもしれませんが、とくに現場作業では意識して水分補給をする必要があります。

暑い中での現場作業では、予想以上に汗をかき、水分やミネラルが体から失われているのです。
知らず知らずのうちに脱水症状が進行し、気づいた時には倒れていたというケースも珍しくありません。

また、水を摂るのも大切ですが、スポーツドリンクや経口補水液を活用し、水分とミネラルの両方を摂取するのがおすすめです。

暑くても湯船にしっかり浸かる

暑い夏はシャワーだけで湯船には入らないという方も多いのではないでしょうか。

しかし、夏バテ防止を意識するなら、暑くても湯船(38℃前後)に浸かるようにしましょう。

湯船に浸かることで副交感神経が働き、リラックス効果を得られます。
副交感神経の働きによって睡眠の質も向上し、疲労回復にもつながるのです。

就寝1時間前には明かりを暗めにする

寝る直前まで明るい部屋で過ごしていると、入眠を促すホルモンのメラトニンの働きが弱まります。

就寝1時間前から部屋の明かりを暗めに設定し、パソコンやスマホは触らないようにしましょう。

明かりを調整することで寝やすくなり、睡眠の質が向上して疲労回復に繋がります。

疲れていても栄養補給はしっかりする

食欲不振になりがちな夏は、量よりも質を意識し、栄養をきちんと摂取するのがおすすめです。

食べやすいからといって、冷たいそうめんやそばだけを食べると、炭水化物に栄養が偏ってしまいます。

疲労回復には玄米や肉・魚・卵などのたんぱく質に、エネルギー・ビタミン・ミネラルの取れる食材をプラスしてバランスのよい食事を心がけましょう 。

作業中の夏バテ対策なら服装を快適に

夏バテ対策をするなら、作業着に工夫をするのがポイントの一つです。

ここでは、夏の現場作業におすすめの服装を紹介します。

コンプレッションウェアなら体を冷やしすぎない

コンプレッションウェアとは、筋肉の動きをサポートする目的で着用する衣服のことを指します。

「なるべく薄着にしたいのに、あえてコンプレッションウェアを着ると夏バテになるのでは?」と考える方も多いでしょう。

しかし、大量の汗をかき、体温調整が必要な現場作業だからこそ、吸湿・速乾効果のあるコンプレッションウェアが重要な役割を果たすのです。

吸湿・速乾効果のあるコンプレッションウェアを着用すると、クーラーの効いた室内に入って寒く感じたり、時間が経って汗が冷たくなり体温低下になったりすることがなくなるのです 。

スポーツや作業時にコンプレッションウェアを着る必要性はある?メリットや機能性について解説

おすすめは高機能な吸汗速乾インナー

ロングスリーブ クールインナー

自重堂 Jawin 56144 ロングスリーブ クールインナー 接触冷感

夏バテを防止するなら、高機能な吸汗速乾インナーがおすすめです。

自重堂 56144 ロングスリーブ(総メッシュ)は、全体にメッシュ加工が施されており、汗をかいてもすぐに乾くため快適な着用感を維持できます。

また、ストレッチ素材で体の動きをサポートしたり、消臭・抗菌機能でにおいの発生を防いでくれます 。

まとめ

今回は、夏の現場作業を元気に乗り切る対策を紹介しました。

夏バテは、夏の体の不調全般を指す言葉ですが、さまざまな症状が体や精神に現れます。

夏バテが悪化すると別の病気になる可能性もあるため、症状が軽くてもきちんと対策することが大切です。

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