【空調服の選び方】フォークリフト乗らないなら要注意?サイドファンの意外なデメリットと対策を徹底解説!

夏場の現場になくてはならない存在となった空調服やファン付き作業着ですが、最近はファンの取り付け位置にもバリエーションが増えてきました。なかでも、車の運転やフォークリフトの操作時にシートへ干渉しない設計として注目を集めているのが「サイドファン」タイプです。
しかし、メリットばかりに目を奪われて購入してしまうと、現場での使い心地に後悔してしまうこともあります。今回は、八木繊維の公式YouTubeチャンネルで解説した内容をもとに、サイドファンタイプの空調服が持つ意外なデメリットについて、5つのセクションに分けてプロの視点から詳しく解説します!
Contents
1. サイドファン空調服の基本と、見落としがちなコストの罠
従来の空調服は、背中や腰のあたりにファンが2基搭載されているのが基本の形です。これに対して、ファンの位置を体の真横、つまり脇腹に近い部分へと移動させたのが「サイドファン」モデルです。背もたれにファンが当たらないため、座り仕事が多いドライバーやフォークリフトオペレーターの方から非常に高い支持を得ています。
しかし、導入するにあたって最初につまずきやすいデメリットが「パーツのコスト」です。サイドファンはその構造上、バッテリーからファンまでの距離が通常のモデルよりも長くなります。そのため、着用するサイズが3L以上の大型サイズになると、標準のケーブルでは長さが足りなくなってしまい、専用の「ロングコード(ロングケーブル)」を別途購入しなければならないケースが発生します。
LLサイズまでは通常のコードで対応できることが多いですが、体格の大きなスタッフ用としてまとめて支給する場合などは、余計なオプション費用がかさんでしまう点に注意が必要です。

2. 腕や脇への干渉!直立時や作業時の独特な違和感
次にあげられるデメリットは、身体を動かしたときや直立したときの「着用時の違和感」です。ファンが真横にあるということは、腕を自然に下ろした位置、つまり脇の下や二の腕の内側付近に硬いファンユニットが位置することになります。
実際に動画内でも検証していますが、「気をつけ」の姿勢をとったときや、腕を内側に絞るような動作をしたときに、腕の内側がファンにコツコツと当たってしまいます。これが絶妙な気持ち悪さや違和感に繋がり、人によっては大きなストレスを感じる原因になります。
常に腕を大きく動かすような激しい作業や、狭い場所で身体をすぼめて行う作業が多い現場では、この腕への干渉が作業効率を落としてしまう恐れがあるため、事前に試着等で感覚を確かめることをおすすめします。

3. 首元が涼しくない?風の循環ルートが変わるという真実
空調服の最大の良さは、取り込んだ風が背中を駆け上がり、首元や頭部へ抜けていくことで体感温度をグッと下げてくれる点にあります。しかし、サイドファンタイプにすると、この風の循環ルートが大きく変化します。
動画内でファンをフルパワーにして風の通り方をテストしてみたところ、サイドファンモデルは「首元への風があまり来ない」という結果になりました。
風はファンの位置から最短ルートで抜けようとするため、サイドファンの場合は首元よりも「脇腹」や「脇の下」に対して直に風が強く当たる仕様になります。脇の下をピンポイントで冷やせるというメリットの裏返しとして、頭部や首元を通り抜ける爽快感がマイルドになってしまうため、従来の通常位置の空調服に慣れている方からは「思ったより涼しくない気がする」といった説が出てしまうのです。

4. 結論:シートに座らない人にはおすすめできない理由
ここまでいくつかのデメリットを挙げてきましたが、これらを総合すると一つのシンプルな結論に達します。それは、「日常的に車を運転したり、フォークリフトや重機に乗ったりしないのであれば、サイドファンはあまりおすすめできない」ということです。
サイドファンの最大の強みは、背もたれにファンが押し潰されず、座った状態でも風量を維持できる点にあります。逆に言えば、一日中立ち仕事をする現場や、歩き回るのがメインの現場であれば、背もたれへの干渉を気にする必要が全くありません。
それにもかかわらずサイドファンを選んでしまうと、ただ「腕にファンが当たって動きづらい」「首元に風が来なくて物足りない」「サイズが大きくなるとコード代が高くなる」というデメリットばかりが目立ってしまう結果になります。動かない椅子やシートに座るシーンが少ないのであれば、従来通りの通常位置(背中・腰)にファンがあるモデルを選んだ方が、首元までしっかり風が巡り、より高い涼しさを実感できます。
5. 現場の環境に合わせた最適な空調服選びをアルベロットユニで!
作業服や空調服を選ぶ際に最も大切なのは、流行りのデザインや一部のメリットだけで決めるのではなく、「自分たちの現場の動きに合っているかどうか」を見極めることです。
今回ご紹介したように、重機オペレーターや配送ドライバーの方にとっては神アイテムとなるサイドファンですが、一般的な軽作業や建設現場の立ち仕事では、通常位置のファンの方がパフォーマンスを発揮しやすいケースが多いです。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、作業内容に応じた最適な一着を選びましょう。
アルベロットユニでは、今回ご紹介したサイドファンモデルから、強力な風量を誇る定番の通常位置モデルまで、豊富にファン付き作業着を取り揃えています。企業のユニフォーム導入に関するご相談や、大量注文の見積もりも大歓迎です。今年の夏を快適に乗り切るための作業服選びは、ぜひ当店にお任せください!
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