ニッカポッカはなぜダボダボ?現場で鳶職人ズボン禁止が増えている理由を解説

2022.11.07
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ニッカポッカはなぜダボダボ?現場で鳶職人ズボン禁止が増えている理由を解説

作業着の定番ズボンといえば、ダボダボっとしたズボン「ニッカポッカ」を想像する人が多いかもしれません。しかし、そんな定番ズボンを着用する人が昨今では減っているという現状があります。

そこで今回は、ニッカポッカのダボっとしたデザインの特徴やメリットを詳しく解説したうえで、履く人が減少している理由についても紹介します。
作業着の傾向から、業界の事情を知るきっかけになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

ニッカポッカとは?

ニッカポッカとは、1900年代に入って普及し始めた、ひざ下や足首まで丈のあるゆったりとしたデザインのズボンです。大工や鳶職人の方など建築現場の職人さんが履いているダボダボなズボンといえばイメージしやすいでしょう。

ニッカポッカはなぜダボダボ?

股下に余裕があることで動きやすい

現場作業をするときは、歩いたり、しゃがんだり、背伸びをしたりとさまざまな動作が生じます。

そのため、ピタッとしたスキニージーンズのようなデザインの場合、生地が肌に密着して足を動かしにくく、しゃがむときに、生地の突っ張りを感じてしますのです。

一方、ニッカポッカは股下にゆとりのあるダボっとしたデザインを採用しているので、動作の邪魔になりません。作業がスムーズになるのはもちろん、足が動かしやすいので事故や怪我の防止にもなります。

センサーになる

ニッカポッカには危険を察知するセンサーの役割があります。
現場作業では、狭いところを通ったり、予期せぬところに障害物があったりすることも少なくありません。そんな時に、ダボっとしたシルエットのニッカポッカを履いていれば、足よりも先に生地が障害物に触れるので、ぶつかる前に障害物の存在に気づけます。

風の強さを測れる

高所作業では、転落事故の危険を回避するために風の強さに気を配らなければなりません。

ニッカポッカはダボっとしたデザインになっているので、風が強いと生地がはためきます。
そのニッカポッカを履くことで、風の強さを測って安全性を確保できるのです。
また、熟練の職人ならニッカポッカにどのように風が当たっているかを読み、風の方向や勢いを判断できるとされています。

高所でバランスがとりやすくなる

ニッカポッカのダボっとしたシルエットは、横幅がでるのでバランスが取りやすくなるという役割も担っています。

高所で作業に集中していると、ふとした瞬間にバランスを崩す恐れがありますが、ニッカポッカに履き慣れると、履かない状態で高所作業をするのはバランス感覚をつかめず怖いという声が挙がるといわれています。

そのため、常にバランス感覚を維持した状態で作業をするためには、ニッカポッカが欠かせないアイテムとなっているといえるでしょう。

ニッカポッカは履く人が減っている?

さまざまな用途を理由に現場作業で重宝されているニッカポッカですが、着用者が減少傾向にあるというのをご存じでしょうか。

実際に大手ゼネコンがニッカポッカの着用禁止を発表したというニュースもあり、現場作業の定番ズボンともいえるニッカポッカを巡る状況が変わりつつあるのです。

ここでは、なぜニッカポッカが禁止されたのかについて解説します。

イメージが悪い

ニッカポッカは特徴的なデザインであり、かっこいいという印象を抱く方もいれば、一方で怖い、だらしないといった印象を持つ方も一定数います。

ダボっとしたデザインなので、よくない印象を持たれてしまうのかもしれません。

しかし、工事現場では近隣住民からクレームが発生しないように細心の注意を払わなければなりません。企業イメージを保つためにも、クレームの要因になることは少しでもなくしたいという動きがあり、ニッカポッカを禁止する現場が増えているのです。

事故につながる可能性

ニッカポッカを履くことで風の強さを判断できたり、危険を察知するセンサーの役割を果たせたりするメリットがある一方で、ダボっとしたデザインが原因で怪我や事故が起こることもあります。

たとえば、裾が障害物に引っかかって転倒した、高所から転落したといった怪我や事故が発生しています。

そのため、事故や怪我が発生しにくい環境にしようという安全意識の高まりから、ニッカポッカを禁止するところが増えているのです。

ニッカポッカの代わりに選ばれている作業ズボン

時代の流れもあり、ニッカポッカの着用者が減少していく一方で、ニッカポッカに変わる作業ズボンの人気が高まっています。

作業ズボンは機能性や耐久性などの機能性を重視したものが増えており、ニッカポッカを許可している現場でもあえて作業ズボンを選択する人がいるほどなのです。

ここでは、ニッカポッカの代わりに選ばれている作業ズボンを紹介します。

大人気!ハイストレッチカーゴ

GLADIATORのG-5005スタイリッシュカーゴパンツは、裾に向かって細くなるテーパードデザインを採用しているので、スッキリとした印象で着こなせます。

また、腰回りはゆったりとした作りになっており、なおかつストレッチ素材を採用しているので、動作の邪魔になることがありません。

また、太ももの両サイドやおしりにポケットがあるので、使い勝手もよい作業ズボンです。

コーコス信岡 G-5005 Gカーゴ スタイリッシュカーゴパンツGLADIATOR(グラディエーター)[17SS]

コーコス信岡 G-5005 Gカーゴ スタイリッシュカーゴパンツGLADIATOR(グラディエーター)[17SS]

ストレッチの効いたデニムカーゴ

自重堂の71602ストレッチノータックカーゴパンツは、ワイルドさとスタイリッシュさを併せ持ったデザインが特徴です。

見た目はスタイリッシュなデニムパンツですが、太もも部分にうっすらとカモフラ柄がプリントされているのでワイルドさもあります。

綿70%、ポリエステル29%、ポリウレタン1%のストレッチ素材を採用しているので、しゃがんだり、歩いたりするときに動作の邪魔をしないのも魅力です。

自重堂 71602 ストレッチノータックカーゴパンツ│Z-DRAGON ジードラゴン19AW]

自重堂 71602 ストレッチノータックカーゴパンツ│Z-DRAGON ジードラゴン[19AW]

魅せる進化系ミリタリーカーゴ

コーコス信岡のG-6025ミリタリーストレッチカーゴパンツは、全面にミリタリーデザインを施した派手なデザインが特徴です。カーキとグレーの2色展開があります。

また、リップストップという引き裂きに強い生地を採用しているので、現場作業でも安心して履けます。

さらに、ストレッチ性の高い素材も作用しているため動作を邪魔することがないのも魅力でしょう。

コーコス信岡 G-6025 Gカーゴ ミリタリーストレッチカーゴパンツ

コーコス信岡 G-6025 Gカーゴ ミリタリーストレッチカーゴパンツ

まとめ

今回はニッカポッカとはどのようなズボンなのかについて解説しました。

ニッカポッカは作業現場の定番ズボンであり、障害物などの危険を察知するセンサーになったり、風の強さを測れたりなど、さまざまな利点があって普及しました。

しかし、イメージがよくない、かえって危険という声もあり、近年では着用を禁止するところが増えつつあります。

そこでニッカポッカに変わって人気が高まっているのが、作業ズボンです。

作業ズボンは機能性や耐久性が高いものも多く展開されているため、ぜひ今回の記事を参考に、自分に合う作業ズボンを見つけてみてください。

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