空調服を買ったら失敗した!後悔しないための選び方や注意点を解説

2022.04.28
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空調服を買ったら失敗した!後悔しないための選び方や注意点を解説

夏の現場作業では、空調服が定番になっています。

しかし、空調服を購入した方の中には、バッテリーが持たなかった、思っていたよりも涼しくなかったなどの理由で、購入後に後悔しているケースも珍しくありません。

空調服はきちんとポイントを押さえて探せば、理想の製品が見つかります。
そこで今回は、空調服の購入で失敗しないための選び方や注意点を解説します。

失敗しない空調服選びのポイント

夏の現場作業の強い味方である空調服。空調服を選ぶ際は、6つのポイントを押さえて製品を選びましょう。

ファンとバッテリーがセットのものを選ぶ

通販サイトなどで安いと思って空調服を購入してみたら、服だけが届くというパターンに注意しましょう。

空調服の中には、服本体とファン・バッテリーが別売りになっているケースがあり、値段だけを見て購入すると失敗してしまう可能性があります。

服本体だけでは涼しくないため、初めて空調服を購入する場合はファン・バッテリーなどの付属品がセットになっているものを選ぶ必要があります。

空調服の中には洗濯した際の交換用としてファン・バッテリーが別売りになっているものもありますので初めて購入する際は注意してくださいね。

サイズ選びにゆとりを持たせる

空調服を購入する際、失敗しがちなのがサイズ選びについてです。

ぴったりサイズを選ぶと、体と空調服の間に隙間がなくなり、風の通り道がなくなってしまうのです。

失敗を避けるためには、適正サイズを確認する、大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。

交換用パーツはメーカーと型番を事前に確認

空調服はファンの破損やバッテリー消耗などで、特定のパーツだけ交換が必要になるケースがあります。

交換しようとしているパーツのメーカーはもちろん、パーツの型番をチェックした上で購入手続きを進めましょう。

よくある失敗としては、メーカーは合っているものの、パーツの型番を間違えて購入するケースです。

バッテリーの持ち時間を確認

空調服ついているバッテリーの容量は製品によって異なります。

安価で軽量だとアピールしている空調服のバッテリーを確認してみたら、数時間しかもたない容量だったということも珍しくありません。

風量の強弱によってもバッテリーの持ちは変わりますが、良質な製品であれば「強」設定で8時間程度使えるものが多くあります。

作業内容に合わせて素材を選ぶ

空調服に使用されている主な素材は「綿」または「ポリエステル」のどちらかです。

それぞれ素材の特性が異なる分、業務内容や求める機能によって素材を選ぶようにしましょう。

たとえば、ポリエステルは耐久性や撥水性に優れていますが、火を使用する現場には不向きです。一方、綿は肌触りや吸湿性に優れていますが、撥水性は高くありません。

メーカー保証を確認

空調服は通常の衣服とは異なり、電子機器が付いてい為、何らかの理由で故障してしまうこともあります。

数回しか使用していないのに壊れてしまったという場合、メーカー保証がなければ泣き寝入りすることになるでしょう。

値段だけにとらわれず、大手メーカーの商品で品質は安定しているか、保証はついているのかなど確認が必要です。

購入後に後悔しないための注意点
ここでは、空調服の購入後に後悔しないためのポイントを紹介します。購入した後に後悔しないよう、注意点に配慮しながら使用しましょう。

洗濯のときはパーツを外す

手間に感じられるかもしれませんが、空調服を洗濯する際は、ファンやバッテリー、ケーブルなどをいったん取り外さなければなりません。

手洗いや洗濯ネットに入れたとしても、水濡れや洗剤によって故障してしまうので、部品は取り外して洗濯しましょう。

頻繁に使う場合は複数購入がおすすめ

夏の現場作業では、空調服を着ていても汗は出るものです。

長時間の屋外作業となれば、毎日空調服を洗濯したいと考える方も少なくないのでしょう。その為、空調服は複数枚持っておくのがおすすめです。

同じメーカーの商品であれば、付属のパーツは使いまわせるため、空調服本体だけの購入でもOKです。

汚れたまま何日も使わなければならない、一晩干しても乾かなかったという事態を想定し、空調服は複数枚持っておくと安心でしょう。

使用中に空調服が涼しくないと感じたときの対処法

空調服を購入していざ使ってみたものの、思っていたほど涼しくないというケースもあります。空調服自体に問題がある可能性もありますが、そもそもの着方を間違えている場合もあります。

ここでは、空調服が涼しくないと感じたときの対処法を紹介します。

大きめサイズで衣類を膨らませる

空調服はファンによって外気を取り込み、空気を衣服の中で循環させ、袖や首元から排出する仕組みによって涼しく感じられるようになっています。

体のサイズにぴったりフィットする空調服では、空気を十分に取り込めず、涼しさを感じられないでしょう。空気で衣服を膨らませた状態で、ほどよいフィット感を得られるサイズがおすすめです。

リュックなどで風の流れを邪魔しない

空調服は空気を取り込むだけでなく、空気を循環させることによって涼しさを保っています。

そのため、空調服の上からリュックを背負うと、空気の通り道を邪魔して循環できなくなってしまいます。空気の循環が悪くなると涼しさも維持できないため注意しましょう。

首元にはタオルなどを巻かない

リュックを背負うのと同様の現象ですが、空調服の空気は袖や首元から排出されています。首元にタオルを巻いてしまうと、結果的に空気の循環が悪くなってしまうので気を付けましょう。

アイスベストで涼しさアップ

空調服の涼しさをさらに向上させたい場合、アイベストの着用がおすすめです。

アイベストとは、ベストのポケットに保冷剤を収納できる衣服のことを指します。

空調服はファンによって外気を取り込みますが、気温を調整する機能がなく、気温が高ければ空調服内を暑い空気が循環することになります。

そこで、保冷剤を収納できるアイベストを着用しておくことで、取り込んだ空気の温度を下げ、冷たい空気を空調服内に循環させられるのです。

アタックベース008アイスパックベスト

アタックベース008アイスパックベスト

アタックベース008アイスパックベスト

保冷剤収納用のポケットが5つあり、背中一面に保冷剤を収納できるアイベストです。メッシュ素材が使用されているため、汗による蒸れや不快感も発生しないでしょう。

空調服の中で着用すると、冷たい空気を衣服内に循環でき、炎天下の屋外作業において強い味方になります。

まとめ

空調服はファンによって外気を取り込み、衣服内で空気を循環、首元や袖から排出させることで涼しさを保つ衣服です。

ただし、安価な衣服ではない分、きちんと購入前に注意点を確認しましょう。サイズ選びや故障時の保証制度、付属しているパーツの有無などを確認しておく必要があります。

また、空調服の着方が間違っている場合は、十分に効果を感じられません。

空気の循環を妨げていないか、サイズは合っているかなどを確認しましょう。空調服の特性や仕組みを理解して上手く活用すると、夏の現場作業の強い味方になります。

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